Japan-US Science, Technology and Space Application Program


Microgravity Experiment Working Group

 

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日本の宇宙実験

 
 

第1回関係者
ミーティング開催

(2000/6/23)

 

S*T*A*R*S
関係者と全体打合
開催

(2000/9/19-21)

第2回関係者
ミーティング開催

(2000/10/10)

 

第10回日米科学・
技術・宇宙応用プログラム
ワークショップ
(ハワイ会議)

(2000/11/13-17)

 

実験装置の
設計審査
(2001/2/20)

 

現在の状況
その1

(2001/3/6)

 

現在の状況
その2

(2001/3/22)

米国の新聞に
紹介されました

(2001/11/6)


 
 

実験装置の設計審査(2001年2月20日)

 この審査は、新堀さんが設計したネスト(めだかの卵とえさをセットしておく実験装置)の設計の確認をするものです。地上でのテストによりこの設計で何か不具合が起こるかをチェックします。

 今回のテストの結果、いくつかの提案があがりました。

  1. 2001年2月20日でのネストの状態
    2001年2月20日でのネストの状態
    背面のプレートをやめて、すべてメッシュ(網)にして水の流れや藻の成長を促すようにする。
  2. 食料を入れる部分の上下の穴をもう少し大きくする。
  3. フレームのすべての壁にメッシュでふさいだ穴をあける。また、メッシュを取り付けるとき、接着剤でつける。
  4. めだかの稚魚は無事メッシュを通過してえさまでたどり着けた。めだかの稚魚がきちんとセルに残るように、メッシュは接着剤でつける。
  5. ネストの負荷を背面の壁に分散させるため、ネストに脚をつけるようなフレームを作成する。また、セル内の角を丸くする。これは、めだかの卵が割れてしまう危険を避けるためである。
  6. はじめに指定したサイズよりテストで作成してみると小さくなってしまった。そのため、新堀さんが設計したネストの2つの「耳」のような部分が入らなかった。4でも説明したが、フレームでメッシュをはさんで固定する「メッシュサンドウィッチ工法」をやめて、接着剤で接着する方法にできないだろうか。もしできるのであれば、この2つの「耳」の部分は削除できるのではないだろうか。
  7. ハビタット(AHAB)の内部の奥行きは59.5 +/- 2.0 mmである。5で説明した脚を取り付ける場合、ネストと脚の長さは55.5 +2.0/-0.0 mm、でなければならない。
    • 脚は、支柱となる脚の両端を細くする(中央部分より直径を小さくする)。
    • それを覆うようにシリコンチューブの脚をかぶせる。
    • シリコンチューブは堅い脚より4から5mm短くしておく。これにより、ショックで伸縮するようになる。
    • この脚は、いつでも(フライト前でも)切りそろえることができる。
  8. 9月の打合せで、「6mm」の焦点距離のカメラレンズを使用すると決めましたが、カメラの視野は51mm×38mmである。
    CCDカメラの視野(横方向) CCDカメラの視野(縦方向)
    CCDカメラの視野(横方向)CCDカメラの視野(縦方向)
    画面の周辺がレンズの屈曲の関係でゆがみがあることに注意してほしい。
    現在のレンズではネストの横幅すべてを写すことはできない。これは、ネストの内壁(区切りの部分)を細くすることで解決できるであろう。
 これらの審査テストの結果を今後対応していくことになります。
テスト段階のネストとAHAB(正面) テスト段階のネストとAHAB(横)
テスト段階のネストとAHAB(正面) テスト段階のネストとAHAB(横)

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