環太平洋国際宇宙連合（PISA: Pacific International Space Alliance）は、20年来の日米科学技術宇宙応用プログラム（JUSTSAP）を日米間から環太平洋諸国を中心とした国際連合に活動の拡大を目指している。その第一弾の取組みとして、国際月面リサーチパーク（ILRP: International Lunar Research Park）構想を具現化するリーダー会議が、2011年11月13日から17日にわたりPISAの主導の下に開催された。

本会議に先立ち、2011年4月5日にはNASA ARCにおいて ILRPワーク ショップが開催されていて、本会議では特にILRP構想の具現化において必須の地上でのプロトタイプの構築へ向けた議論を中心に進められた。ILRP 構想は、プロトタイプの開発における候補としてのJUSTSAPが主導してハワイに構築した環太平洋国際宇宙センター（PISCES）を中心に描き、ILRPの展開に有効なロボティクス技術を多国籍で進めることをミッションの一つとした。